2007年7月 3日 (火)

ゾディアック

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「カリフォルニア州サンフランシスコで、1960年代後半に実際に起きた連続殺人事件を題材にしている。この映画のタイトルは、本件殺人犯が地元新聞社「サンフランシスコ・クロニクル」や警察に送りつけた犯行声明文に書いた「Zodiac(ゾディアック)」という名前(偽名)に由来する。尚、本事件は現在に至っても解決していない。」(Wikipediaより引用)

朝10:05分初回、という面白くなかったらほぼ確実に寝るだろうな、という時間帯に今日観にいった映画。総上映時間157分って長っ!!!

感想から言って「何が面白いの??」

まずこの映画は何を伝えたいんですか???

感動、、、間違っても殺人鬼が感動を運ばないよね

恐怖、、、最後のほう殺人シーン全くないから恐怖もくそもないよね

謎解き、、、実際の事件が迷宮入りなんだから謎解きもクソもないでしょ

スピード感、、、サスペンス系映画に二時間半って。。。

デイビッド・フィンチャーが作ったから「すばらしい!」みたいな声挙がってるけど、実際この映画のどこに魅力があるの??それにデイビッド・フィンチャーなんて10年前のセブンが未だに持ち上げられる人だよ。セブン以降は何もまともな映画作ってないし。「パニックルーム」なんて見れたもんじゃなかったしね。

果たしてこの映画は何を伝えたかったのか???

あえて言うならば連続殺人鬼の英雄化??

殺人鬼の送りつける暗号に必死になって解読にかかり、結局最後は犯人がわからないんでしょ??ある意味、殺人鬼の勝利を暗示しちゃってるんじゃないかな。それは映画としていいのか??

妙にリアルな殺人シーンといい、後味の悪い(実在する事件という時点でラストをどうしようも出来ないでしょ)終わりかた。殺人鬼を英雄化してるっていう見方もあながち間違いじゃないと思う。

最後の「テロップで納得してください」的な終わり方は、今世紀最高のクソ映画である「宇宙戦争」と同じ技法でしょ。最後にテロップで説明しちゃったら今まで必死になって映像で伝えてこようとしていた努力が無駄になっちゃうじゃん。

結構、映画評論では高評価だっただけに残念かな。唯一の評価はカメラワークが面白かったこと。ただ、それだけだねぇ。

評価:★☆☆☆☆

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2007年7月 1日 (日)

24シーズン1を見終わって

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正直、24は長いしナメてた部分あったけど、

22:00~23:00での急展開ぶりは驚愕!!(汗)

誰もあの人が犯人とか思わないでしょ??ネタバレは嫌だから詳しくは言わないけどさ。

最後の最後でなんだか裏切られた気分で爽快感とともに、なーんか嫌~な気分になりました。

やっぱLOSTとプリズンブレイクのほうがいいかな♪

といいつつ24シーズン2も見るだろうけどね。

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アヒルと鴨のコインロッカー

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いま映画化もされて話題になった『アヒルと鴨のコインロッカー』を読みました。

作者は私も贔屓にしている伊坂幸太郎さん。あらすじは

「引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。
初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。
彼の標的は―たった一冊の広辞苑。
僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。
しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。」

てなお話。

”非現実世界”っていう伊坂作品に共通する世界観はあったけれど、『ラッシュライフ』や『オーデュボンの祈り』などから感じられる伊坂さんらしさがあんまし感じられなかったのは僕だけだろうか??

また、この作品は主役が誰か、ということが全くわからない。ラッシュライフも主役が明記されていないが、この点で見ると伊坂作品っていうのはFINAL FANTASY6的な要素を持っているのかもね。主役がわからない=誰もが主役、という見方が出来る。

この作品を面白くしている、という点で僕は主人公は河崎だと思っている。

自分が選んだ道を突き進み、その運命に身をゆだねる。因果応報、そんな言葉を残した彼の存在は儚くも美しい。ただの女好きなはずなのにここまで心を寄せられる存在というのは驚きである。

ただ先にも述べたとおり『ラッシュライフ』の印象が強すぎるせいで、刺激があまり感じられない。マイセンの8ミリを先にすってて3ミリに変えてもぜんぜん刺激が足りない。そんな感じかな?

読むんなら超傑作『ラッシュライフ』の前にこちらを読むことをおすすめ。

評価:★★★☆☆

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2007年6月30日 (土)

舞妓Haaaan!!

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今日は前々から気になってた「舞妓Haaaan!!」を見に行ってきた。

クドカン脚本だし、主演阿部サダヲっていうキャスティングがツボだったわけで…

そんなマニア路線に走りつつも柴咲コウ、堤真一、筆頭に豪華キャスト。

こんな豪華なキャスト集めて展開されるのはハイスピードお笑いムービー。

個人的評価では結構面白かったと思う。

サラリーマンNEOでもそうだけど、やっぱ生瀬さんがツボだわ(笑)

「七班!」って京都で叫びまくるところと、ぶっかけたお茶を時間差で堤が熱がるところがかなりツボでした。

まぁ絶対オススメってわけじゃないけど、見るものなくて困ってる人にはいいかな。

少なくともパイレーツよりは面白かった(苦笑)

評価:★★★★☆

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2007年6月29日 (金)

奥さんはあまり嬉しくないでしょうな(「ヴェニスの商人」)

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「もし借金が返せなければ、その体から1ポンドの肉を切りとらせろ―。ユダヤ人の金貸しシャイロックが要求した証文が現実となった。ヴェニスの法廷が下した驚くべき判決とは?そして裁判官の正体は?商業都市ヴェニスとロマンティックな愛の都市ベルモントを舞台に、お金とセックスの陰喩をちりばめて繰り広げられる喜劇。」(Amazonから引用)

初期シェイクスピア喜劇の傑作「ヴェニスの商人」

当時、エリザベス暗殺計画が持ち上がっており、それに関与していたのがユダヤ人だったということから、ユダヤ人を絶頂からどん底へ落とすことにより観衆に多大なる快感を与えたであろう。

ただ、この芝居をただ反ユダヤ人的な芝居としてだけ見るのもつまらない。というかそうではない解釈も十分出来る。

第一、ここまで絶頂からどん底まで落としたならばシャイロックに対し同情が沸いてしまう。シェイクスピアはここを狙っているんではないか。勧善懲悪と見せつつ悪であるはずのシャイロックに最後に情を移させる。観客をどっちつかずにさせることが上手いシェイクスピアのことだ。単純な勧善懲悪の劇としてこの芝居を書いたとは思えない。

時代を経てシャイロックに対する見方が変わることも踏まえて、シェイクスピアはあえて同情をえるほどまでのシャイロックの急降下を演出したんではないだろうか??

また”喜劇”という点で一番面白いのは、裁判で変装したポーシャに気づかずバサーニオーが妻もすべて失ってもいいとアントーニオーの前で嘆くのに対しポーシャが

「奥さんはあまりうれしくはないでしょうな、もしここにいらして、その話をお耳にされたとしたら」

と答える。そしてグラシャーノーもこちらは自分の奥さんのネリサが目の前にいることを知ってて妻より大事なものがあると言う。

それに対してネリサが

「そういうことは、奥さんのおいでにならぬときにおっしゃったほうがよろしい、さもないと一荒れまいりましょうからな」

かくも深刻なシーンを喜劇として和ませるこのやりとり。

いかに観客を楽しませるか、その上でシェイクスピアはやはりずば抜けている。

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2007年6月27日 (水)

LOST season3

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LOST season3

今、AXNで毎週日曜日やってますね。

僕は海外ドラマにハマりだしたきっかけがLOSTだったんでこのシーズン3を年初から楽しみにしてました!!

6月の頭から放送してて最初の3回はなんかグダグダで、

「もうネタがないのかなぁ」

とか思ってたけど第4回で急展開!

やっぱLOSTは面白いわ!!

個人的に24よりプリズンブレイクよりLOSTのほうが謎めいてて好き♪

てかあのレントゲン誰のよ??気になるじゃん!!

来週まで待ち遠しいです。

LOST見てない人はぜひぜひ見てみて~!

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2007年6月22日 (金)

閃く剣を鞘におさめろ、夜露で錆びる(「オセロー」)

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シェイクスピア4大悲劇のひとつ「オセロー」の紹介・レビューです。

今夏に(というか7月に)劇団円でオセロー公演があるので、それに先駆けて福田恒存訳の「オセロー」を再読したので紹介します。

あらすじは

「ヴェニスの貴族でムーア人のオセロは、デズデモーナを自らの妻とし、これをよく愛している。オセロの旗手イアーゴーは、同輩キャシオーの昇進を憎み、オセロに、デズデモーナがキャシオーと通じていると進言する。真実味を増すために、イアーゴーは、オセロがデズデモーナに送ったハンカチを盗み、キャシオーの部屋に置く。

これを知ったオセロは怒り、イアーゴーにキャシオを殺すように命じ、自らはデズデモーナを殺してしまう。だが、イアーゴーの妻のエミリアは、ハンカチを盗んだのは夫であることを告白し、イアーゴーはエミリアを刺し殺して逃げる。イアーゴーは捕らえられるが、オセロはデズデモーナに口づけをしながら自殺する。」(ウィキペディアより引用)

この作品を読む上において作品名通りオセローが主人公なのか、それともイアーゴーこそが主人公なのか?この視点が重要なように思います。

オセローの意思、というよりはすべてにおいてイアーゴーの策略の通りに話は進みます。

つまり、

「イアーゴーが書いた悲劇の脚本をオセローがなぞっている」

この作品の構図はこのように言えるんではないでしょうか?

そして何より面白いのが、

オセロー=従順 イアーゴー=狡猾

この対比が実に面白い。さっきも言ったとおりなぜこんなにもオセローはイアーゴーのプロットにはまりゆくのか、それはオセローが従順なる故なのか。妻よりも何故輩下のイアーゴーの言葉に従うのか?

そこには愛するが故の疑念、「在るから故の恐怖」というものが存在するように思う。

私たちだってそうだと思う。夫、妻、彼氏、彼女、いなければいないで寂しい。

だが、いたらいたで「在るから故の恐怖」というものが付き物ではないか、オセローでのそれを縮小して捉えれば私たちの言う嫉妬に繋がるのかもしれない。

象徴的なのは

「どうしてもお前は死なねばならぬのだ、死ななければ、次々に男を陥れる」

という台詞、「在るから故の恐怖」に極限なまでに侵された結果として、自分の妻への恐怖を自分の領域だけではなく、一般化してほかの男も陥れるという一般的な恐怖にまで昇華させている。

愛するがゆえに憎い、という最も悲壮なパラドックスを感じるためにも、ぜひこのオセローに触れてみるのはいかがでしょうか??

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☆印象的な台詞☆

「イアーゴー:くだらない男でも女に惚れているときは、正味よりちっとは立派になるという」

(二幕一場)

「オセロー:犯した罪のことを考えろ

デズデモーナ:それはあなたを愛したことだけ。

オセロー:そうだ、そしてそのためにお前は死ぬのだ。」

(五幕二場)

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